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はじめに

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はじめまして。チェルノブイリ・アートプロジェクト【apch】を設立し、活動しているRIAと申します。

思い返せば、17歳でマニュアルカメラを手にし、セルフポートレイトを撮り始めたことが、すべての始まりでした。留学や個展を経て、自らの国境を越えた価値観と、カメラとどう生きたらいいのかを、メディア関連のアルバイトをしたり、カメラと共に世界を旅したりしながら、探し続けていました。

ベラルーシの保養施設にて、写真授業の生徒たちと

ベラルーシの保養施設にて、写真授業の生徒たちと

2003年、初めて、チェルノブイリ原発事故による最大被災国、ベラルーシに赴きました。放射能汚染地域に住む子どもたちが、汚染地域を離れて健康のために滞在する短期保養施設で、自分ができることを考え、写真授業を行いました。現地の言葉も話せない私が、カメラひとつをもって飛び込み、すべてがゼロからのスタートでした。子どもたちと24時間生活を共にし、授業を行いながら自然と、日常的に撮影を始めました。

施設での写真授業の様子

施設での写真授業の様子

生徒たちが内緒で準備してくれていたハロウィンパーティ

生徒たちが内緒で準備してくれていた
ハロウィンパーティ

そうして過ごしているうちに、生徒たちを心から愛するようになりました。そして、ベラルーシ人の温かさ、優しさ、たくましさを知り、いつしかベラルーシという国そのものが大好きになりました。


その後、さまざまな経験を経てたどり着いたのは、外から一方的な支援を与えるという形ではなく、この国の人々と共に歩みたい、という新しい発想でした。そのスタンスで動き出すと、現地の人々からの確かな反応があり「これだ」と確信しました。

ベラルーシの村での休日は、いつも自然と共にある

ベラルーシの村での休日は、いつも自然と共にある

帰国後、仕事の合間をぬって、写真展や講演活動を始めました。それから数年間、日本で仕事をして資金を貯めては退職し、またベラルーシに単身で出向きボランティア活動をする、という生活を続けてきました。そして今、より多くの人々に伝えていくために、個人のボランティアの枠を越え、活動を展開していくことの必要性を感じています。

このホームページは、私がベラルーシと日本との往復の中で考えたどり着いた答えを、そのまま形にしました。ひとりでも多くの方にとって、現地を身近に感じるきっかけとなることを願ってやみません。

ベラルーシと日本の大切な仲間たちに、心から感謝して。

RIA

チェルノブイリ・アートプロジェクト【apch】  RIA

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